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前兆   

いつになく感情が暴れすぎて錯乱寸前

黒眼に映る物体は無機質で温もりなんかなくて

ただ目の前にあるだけのもの

しゃらしゃら音をたてて命の源が行き交うけれど

今はそれにすら心が動かない

光の中の思い出たちは輝くけれど

今はそれにすらなんの想いも抱けない

ただ呆然と見ているしかない

ただ静かに時がすぎるのを待つしかない

こんな時間も必要かもしれないと思うけれど

どぉやったって抜け出せない気がするのは何故だろぉ

歓びや感動や嬉しさを表現できる時ってきっと幸せなんだろぉけど

今は想像すらできないでいる

明日が怖くて朝が怖くて眼を開けるのが怖くて

だけどやってくるもので止めることができないものだと知る

消えるコトのない焦燥感はどんどん押し寄せてきて

あたしをおろおろさせ不安の波に追いやってゆく

手を広げて風を掴んで光の中へ雲の中へ吸い込まれてしまいたい

舟を出してゆらゆら月の下どこまでも揺られていたい

誰も知らない場所へ

みなが流れる星に願うならあたしは沈む月に願いをかける

もぉ薬でさえも止められない暴走なら

なんの役目も果たさぬなら放り出してしまいたい

それでも頼るのは僅かな望みを託しているから

お守りみたいなもので

いつまで続くかと考えてみて

きっとまた静寂を求めるんだろぉと想像しながら

混沌とした「今」をすごさなきゃいけない

助けを求めよぉか迷うけれど

こんな叫びは誰も望みはしないし待ってもいない

手を伸ばしたいけれどきっと掴む相手もいないだろぉ

考えたって同じコト

結局ひとりなんだと行き着く先はそこなんだ

消えてしまいたいと願う夜もあって

人混みの中さけんでみたりもして

やけに現実的に作り笑いをしてみたりして

反面なんでこんなことで笑わなきゃいけないんだろぉなんて思ったり

だけどそれが術ならしょぉがない

楽しいコトを楽しいと

淋しい今に淋しいと

悲しい過去に悲しいと

言えたらラクになれることも知ってるけれど

なんでそぉしないのかなんて愚問も聞き飽きた

結局 素直になれない

疼く両手に光るものを手にしたりして

だけどもぉ引くまいと決めたのだからなんとかそこで押し止める

押さえ付けた握り締めたそれはただ鈍い光を放つ

薄く痕が残る程度で気持ちを押さえ付ける

また始まるのか

by sa_vertin | 2007-09-30 07:14

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