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遠い夢のおはなし   

あたしが背負ってきた人生なんて簡単なもの
あたしが背負ってきた想いなんて単純なもの

リスクが低いほぉをいつも漠然的に選んで
肥大する過程は哀しみを増すばかり

涙は哀しみの吐け口 
笑顔は歓びの対価

あたしは不快なロープが切れていくのをただ見ていた
そんな決まりきった人生なんていらない
そぉ思いながら あたしは何度も何度もロープを引きちぎった

今更 鈍さを増していくこの傷跡
負けるものか 絶対勝ってやる

非力な強さでもあたしは前へ進む
逆風さえ追い風に変えて あたしは前へ進む
目指すものは雲の上だとしても あたしは登りきる
滑稽だと笑われるかもしれない
心の中で誰かが言ってる

「あんたには無理だよ、やり遂げるなんて」

「五月蝿い!」

あたしは怒鳴り散らした

わかってるんだ ほんとぉは
あたしには無理なのかもしれない
あたしには天にも登る程のチカラはないのかもしれない
あたしにはそんな根性なんてないのかもしれない
ただ勢いて生きてるだけなのかもしれない

わかってるんだ ほんとぉは
でもね あの時 ほんの少しだけ光が差したんだ
あたしのぽっかり開いた心の穴に
ほんの少しだけ光が差したんだ
だから小さな小さな可能性に懸けたんだ
ほんとはこわいよ だけどあたしはその光の下に立ちたいんだ

ひとりで立ちたいんだ 誰のチカラも借りずに

そしたら ねぇ それで人生おわっても後悔はしないでしょ?
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by sa_vertin | 2006-10-22 23:18

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